キーボードで入力
夏休みに入り、GarageBand体験第二弾を開催しました。
今回のテーマは「キーボードで入力」
全員、ピアノは弾ける訳ですから、
キーボードからの入力が出来れば、
創作の幅は拡がりますし、
効率もだんぜん良いのです。
曲はあらかじめ用意された楽譜を、
かんたんに形式で分けていき、
ドラム→ベース→他の楽器…という順に入力していきます。
実際、演奏して入力という事で、
今回新しくおぼえたのは「クオンタイズ」
実際の演奏ではどうしても出てきてしまう、音のタイミングのばらつきを
きれいに整える手順です。
「クオンタイズ、最高(笑)」
「これ、ずるくない?」と生徒さんの声。
ふふ、ふだんのツェルニーに
クオンタイズかけることが出来たら良いのにね。
1人だけ、自分の決めた曲のアレンジに初挑戦している生徒さんがいます。
実際にフルートも吹けるその子は、
メロディーの楽器にフルートの音色を選択。
「えと、これもクオンタイズ…と」
「いや、クオンタイズはかければ良いってものじゃないよ。
かえって人間味のない演奏になってしまう事もあるからね」
「あ、そうだよね」
「今回はやらないけれど、実際に自分で吹く生のフルートの音を入れることも出来るよ」
「え! それやりたい!」
それぞれの子どもたちによって、可能性は無限に拡がります。
今回は一曲の形式分けをする事で、【アナリーゼ(楽曲分析)】なども意識。
それからふだんのピアノレッスンに活かせる事としては、
「メロディー以外のパートへの意識」です。
通常のピアノレッスンの中で、
「ここ、何の楽器に弾かせたいのかな?」
「バスラインはしっかり出しても良いよね」
特にバスラインは、なかなか意識がまわらないことが多いのですが、
複雑な曲になれば、強弱をバスに担わせる方が美しい結果になることもあったりします。
急に、ピアノの楽譜を
「縦」(オーケストラスコアのように)に、
見る力がついてきたように感じます。
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今、教室は発表会に向けて
二つの企画の準備に追われています。
一つは、このGarageBandを使ってのステージ。
もう一つは、クラシックの真髄、
デジタルではまだ叶わない「究極の生音」とのアンサンブルステージ。
こちらも、これから大きく動いていきます。
コロナで我慢させられていた分、
たくさんの音楽を経験して楽しもうと思っています。